「連碁」は団体戦です。白も黒も各5人程度で順番に打ち進めます。人数が多過ぎると
間延びしてしまい、囲碁特有の緊張感も失われるからです。める碁会には、この対局のた
めに「連碁ペア碁V6」というソフトが用意されています。このソフトでは、最大人数で
黒組10人、白組10人まで可能にしてあります。
黒組か白組、いずれかの人数を奇数にしたものが「奇数連碁」です。こうすると2順目
以降、直前に着手する人、直後に着手する人が変わります。ここが白黒偶数の連碁との大
きな相違点です。この「奇数連碁」は、める碁会のオリジナルなものです。
「奇数連碁」では、最大19人まで可能になっています。19人19色であり参加者の居住
地は勿論全国区です。
平成26年時点では、三つの連碁が行われています。ニュー連碁、御宿連碁、東西対抗の
連碁などがあり、それぞれ休むことなく対局は20回にも及びます。ニュー連碁は七段の高
段者と四段クラスの方々との勝敗重点型、他の二つはメッセージの中で写真や盆栽、家庭
菜園など、それぞれの趣味にまつわるお話が多いようです。参加する皆様は趣味のレベル
を高める為もあるのか、一度参加すると次回も継続参加の方が大半を占めています。
連碁のメリットは「一度に多くの方々とお友達になれる魅力がある」ので、参加したら
止められないようです。
会員の自主運営ですから、連碁仲間を集って新たな棋戦を立ち上げるのは自由です。ぜ
ひ皆様も積極的に立案し、実行されたら如何でしょうか。もし迷われたら、幹事・事務局
員が応援いたします。
下図は、進行中の連碁の棋譜です。棋譜の右側には、対局名、手合割、最終手の手番の対局
者、次の手番の対局者名が記載されています。打ち手の前後の対局者名が表示されていますの
順番を間違えることはありません。
3.ペア碁
囲碁は通常、黒と白の2人で対局するものですが、「ペア碁」というものもあります。
黒組2人、白組2人の団体戦です。男女ペアでも男性ペア、女性ペアでも構いません。プ
ロの世界でも非公式戦では、男女のペア碁が行われるのを見かけますね。
ピンポンのダブルス戦の要領で、打てるのは4回に1回です。 同組内の相談は「無し」
の方が変化があって面白いものですが、お互いの理解の元に独自にアレンジして、勉強の
ためなら相談も構わないでしょう。
気の合った仲間同士・4人で打つのも、これまた楽しいものですね。
4.連碁・ペア碁の対局のルール
連碁もペア碁も、対局に当たってのルールには特に難しいことはありません。常識的な
時間間隔で、相手を尊重する姿勢を忘れないで対戦していくことが、緊張感を保ち、かつ
愉快な碁を継続するコツかも知れませんね。
連碁ペア碁V6は参加者の登録も簡単で、白黒の対局者の人数や段位によって自動的に手
合割 (置石数やコミ)も設定される仕組みです。
対局者の人数や段位によって、面倒な手合割を考える必要はありません。一度やったら
止められないソフトの巧みさ。
会員の皆様、この連碁ペア碁の楽しさや醍醐味を充分に味わってみて下さい。
|